ニシキヘビを探すこころみ

横浜市でアミメニシキヘビが逃げたらしい。

ほとんどの人がアミメニシキヘビを探したことなんてないし、私もやっぱ手当たり次第に探し回ると思う。

 

私が小学低学年の時、姉のクラスでハムスター(ハムの助)を飼ってた。土日に当番制で自宅で飼育することになっていて、ハムの助当番が我が家に来た時、私はハムスターに興味津々だった。

 

触ったり遊んだりしてテキトーに飼育カゴをしめて夕飯食ってたら、夕飯の間にハムの助が逃げていた。家の人は血眼で家中探していたけど、逃したであろう犯人の私はポカンとしていた。状況理解が悪かったのと、よもやよもやで。

 

だんだん事の重大さが分かってきた時には、もうフロアの捜索が終わって諦めモードだった。そしたら当時中学生で反抗期の、生物学が得意な兄が2階から降りてきて、ネズミはな、暗くて狭い所なんだよ、とキレ気味に言って。重なってた竹製の籠をはずしたら、そこにいたの、ハムの助。

 

 

今回ニシキヘビを無事見つけ出した白輪さんの、見つけた後の、あのかっけー感じが、あの時の兄に重なって見えた。

 

やっぱ北風より太陽だよなーと思って。

白輪さんのTwitter見にいったら、例の件について「野外の大捜索があってこそ、野外にいる可能性が無くせたんだよ」的なこと書いてあって。カッコよすぎて、もはやありがとう。と思った。

 

北風と太陽の童話でも、知的に着実に旅人のアウター脱がせる太陽やっぱかっけー。てなる。でもたまたま旅人がそういうタイプだったのかもしれないし、北風を馬鹿にしてはイカンなと思った。北風が吹いたら、あー風が気持ちええっつって革ジャン脱ぐタイプのやつもいるでしょ。

 

持つべきは、一緒にニシキヘビを探してくれる多様な仲間、ネットワークなのだな、と思った。ついでに言うと正直に自白した飼い主の心の強さも。

日々、人と自分を大事にいこう。俺たちにとってのニシキヘビが、いつ逃げるかなんて分からないのだから…。

 

以上です。ありがとうございました。